お電話はタップしてください
Mail
セノーテ日記

こころの日

2026.04.02 その他

こころの日

日々の生活の中で、ふと、こころに重さを感じたり、疲れを感じたりすることはありませんか。そして、誰かに支えてもらいたいと感じたりすることはありませんか。毎年7月1日は「こころの日」です。この日は、皆さんが生活の中で抱えるこころのつらさやこころの痛みを、社会全体が一緒に分かち合いながら、支えていくことを考える大切な一日となっています。

7月1日「あなたを守る」ことの始まり

「こころの日」の背景には、こころの健康に不安やつらさを持つ方々の尊厳を守ろうとした歴史の変革があります。今から40年ほど前となりますが、1987年(昭和62年)7月1日に「精神保健法」への名称変更と法律が改正されました。これは「人権の擁護」と「社会復帰の促進」に向けて、日本の精神医療が大きく変わった瞬間でもありました。
この法律改正の理念を形にして、広く社会に根付かせるために尽力したのが、日本精神科看護協会や日本精神科病院協会などの専門団体です。そして「こころの健康と向き合うことは特別なことではなく、その状況にかかわらず誰もが自分らしく地域で暮らせる社会」を願い、この日を記念日として制定しました。7月1日は、こころの健康課題にかかわる多くの専門職が「あなたと一緒になって歩むこと」を宣言した日でもあります。

全国で広がる、活動の輪

この時期は、全国各地で「こころの日」を記念した啓発活動が開催されています。これらは単なる行事ではなく、あなたと社会をつなぐ架け橋となっています。活動内容は各都道府県によって様々ですが、以下のようなイベントが行われています。

1.こころの相談窓口の開設

日本精神科看護協会の各都道府県支部などが中心となって、電話や対面での無料相談会を実施しています。経験豊富な看護師や専門職が、受診への不安や生活の悩み、ご家族の相談まで幅広く耳を傾ける場を設けています。「どこに相談すればいいのか分からない」という方のための、最初の一歩を支える活動となっています。

2.街頭での「メンタルヘルス・ガイド」の配布

公共施設や駅前などで、セルフチェック表や相談先リストが掲載されたリーフレットの配布が行われます。これは、心の不調を「個人の問題」にせず、周囲も正しい知識を持って助け合える環境を作っていくことを目的としています。

3.心の声を伝える「アート・文芸作品展」「音楽フェス」

当事者の方々が制作した絵画や川柳などを展示したり、作詞作曲した音楽を披露したりする「こころの祭典」のようなイベントが開催されています。作品を通じて語られる想いは、観覧される皆さまに深い共感や社会の偏見を変えていく大きな力となっています。

4.市民公開講座とシンポジウム

「睡眠と心の健康」や「ストレスとの上手な付き合い方」など、具体的なテーマを掲げた講座が開かれています。専門家がこころの健康について分かりやすく伝えることで、生活の孤立を防ぎながら、誰もが安心して大切なケアが受けられる環境づくりを行っています。

最後に

「こころの日」にまつわる歴史や活動は「あなたの存在を大切にしたい」という願いから生まれています。もし、今のあなたが苦しみやつらさの中にいたとしても、この7月1日という日が示すように、あなたを支えるための様々な取り組みや制度があり、あなたのそばにいる専門職が一緒に歩んでいく社会があります。
心が疲れそうな時や周りにいる人を支えたいと感じた時は、どうか「こころの日」のイベントに足を運んでみて下さい。そして、私たちセノーテ訪問看護ステーションも、皆さまが自分らしく、穏やかに過ごせる日々を支えていきたいと考えています。

セノーテ訪問看護 名古屋ステーション
精神科認定看護師 所長 原裕二

この記事の監修者

原裕二

セノーテ訪問看護 名古屋ステーション

精神科認定看護師 所長

原裕二

CONTACT

訪問看護に関するお問い合わせは
お気軽にご連絡ください

受付時間 8:30~17:30(土日祝休み)