お電話はタップしてください
Mail
セノーテ日記

山歩きとメンタルヘルス

2026.03.02 その他

山歩きとメンタルヘルス

まだ肌寒い日もありますが、少しずつ春の気配を感じる季節になりました。新年度を前に環境の変化を感じる時期ですが、心と体の調子はいかがでしょうか?

今回は私の趣味である「山歩き」と心の健康について考えていきたいと思います。
コロナ禍のある日、気分転換のつもりで福岡・太宰府の宝満山に登ったことが、私の山歩きの始まりでした。初めて頂上に立った時の達成感と、自分の足でたどり着いた人にしか見られない景色への感動は想像を超えるものでした。皆さんにその楽しさや、たくさんの効果をお伝えしたいと思います。

〇山が与えてくれる“こころのホルモン”

きつい坂道を登っているとき、体の中ではドーパミンやアドレナリンが分泌され、「頑張ろう」というやる気を引き出します。そして歩き続けるうちに、セロトニン(安心・安定)やエンドルフィン(幸福感・爽快感)が分泌され、いわゆる“ランナーズハイ”のような感覚となります。頂上に立った瞬間のあの多幸感は、脳内の自然な働きなのです。
さらに、森林の中に身を置くことで、ストレスホルモンであるコルチゾールが減少することも知られています。

〇山で生まれる、あたたかい交流

山では、ごく自然に挨拶が交わされます。
「こんにちは」「あと少しですよ」
この文化は、遭難対策から生まれたとも言われています。けれど今では、それ以上の意味を持っているように感じます。普段の生活では生まれにくい、温かい交流がそこにはあります。
元気な挨拶ひとつで、不思議と心が軽くなるのです。

〇達成感が育てる自己効力感

山歩きは、頂上に到達することだけが目的ではありません。
何を着ていくか。行動食やおやつは何にするか。気候や体調に合わせた準備をしなくてはなりません。そして、どの山、どのルートを選ぶのか。そして一歩一歩が「選択」と「判断」の連続です。ぼんやり歩いていると、足を踏み外したり、挫いたり。自然は優しくもあり、厳しくもあります。
うまくいかなかったことは振り返り、次に活かす。その積み重ねが、少しずつ自信になっていきます。山頂にたどり着いたこと、前回よりも楽に登れたという感覚は、確かな自信になっていきますよ。おのずと、普段の自己決定や決断もスムーズにいくことが増えていくのではないでしょうか。

春が近づくこの季節に、もし心が少し疲れているのでしたら、低山からでも、ゆっくりと歩いてみるのもいいかもしれません。自分の足でしかたどり着けない景色は、きっと、特別なものになりますよ。
私もまだまだ経験が少ないですので、おすすめの山があれば教えて頂けたら嬉しいです。

セノーテ訪問看護 福岡東ステーション
看護師 久芳紗弥佳

この記事の監修者

久芳紗弥佳

セノーテ訪問看護 福岡東ステーション

看護師

久芳紗弥佳

CONTACT

訪問看護に関するお問い合わせは
お気軽にご連絡ください

受付時間 8:30~17:30(土日祝休み)